今大会のみどころ

今大会はラリーポイント制に移行して初めての全日本選手権大会となります。当初、試合時間短縮を目的に決められたルールですが、失敗がすぐ得点に結びつくため、選手はミスをしないゲームを心がけるようになってきています。試合が長引く傾向があり、緊張感の高いゲームが続きます。それが各々の選手にどの様な効果をもたらすかと言う事が見どころの1つとなります。予測の出来ない、何が起こるか分からない大会となるでしょう。

男子は昨年最年少チャンピオンとなった福井裕太選手(セントラル一社所属)が2連覇を達成するか、それを1才違いで追う机伸之介選手(SQ-CUBE PRO所属)がどういう試合を見せるか、それに松本淳選手(Foricrasse所属)がどう絡んでくるかでしょう。福井はミスが少なく、今年のワールドゲームズを始めとする世界トップ選手と戦った海外経験で、ますます安定したスカッシュとなってきています。そして虎視眈々と初優勝を狙う清水孝典選手(SQ-CUBE PRO所属)岡田賢選手(同志社大学大学院所属)といった全日本上位常連組の健闘も期待されます。またPSAなどで修行を積んできている、前川宏介選手(SQ-CUBE PRO所属)河野文平選手(専修大学所属)といった選手達の試合は目が離せません。本戦一回戦では元全日本チャンピオン同士の佐野公彦(OEC所属)vs渡邊祥広(SQ-CUBE PRO所属)という対戦も見られそうです。

女子はチャイナオープンで自身海外初タイトルを手にした松井千夏選手(LAND所属)が3連覇を成すか、小林海咲選手(SQ-CUBE PRO所属)が新女王となるか、準決勝が見逃せません。ベテランの松井は、ワールドゲームズで元世界ランク1位のバネッサ・アトキンスンから1ゲーム奪うなど、まだまだ成長をみせており、最年少チャンピオンを目指す小林の勢いを制するかどうか。ベテランの鬼澤こずえ選手(Point所属)は海外に出て腕を磨いてきています。優勝の大きなチャンスが有ります。東アジア代表となっている前川美和選手(メガロス武蔵小金井所属)大宮有貴選手(JIN所属)、ワールドマスターズで世界3位となった道下和子選手(ルネサンス宮崎所属)、ジュニアで急成長中の山崎真結選手(SQ-CUBE Academy所属)、ベテランの西尾直子選手(OEC所属)、いずれも好ゲームが期待できます。

社団法人 日本スカッシュ協会
競技委員長 潮木 仁

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